「投稿、全然増えてないですよね?」
「1ヶ月分の請求はもう来たのに」
「何にお金を払っているのか、正直よく分からなくて」
SNS運用代行を契約した直後のお客様から、こうした声をいただくことがあります。
契約から1ヶ月が経っても、投稿の本数はそれほど増えていないのに請求書だけは届く。
この記事では、SNS運用代行を契約したときの最初の1ヶ月に、実際どんな作業が進んでいるのかを、週ごとに公開します。
何にお金を払っているのかが分かれば、契約前の不安も、契約直後の「投稿が少ない」というモヤモヤも、かなり減らせるはずです。
SNS運用代行の最初の1ヶ月は「下準備の期間」

まず、最初の1ヶ月がどういう性質の期間なのかを整理しておきます。
ここが分かっておけると安心できるはずです。
最初の1ヶ月に投稿が少ない理由
投稿を増やすだけであれば、契約した初日からでもできます。
作業としてはそれだけです。
ただ、誰に何を届けるかが決まらないまま投稿を重ねても、フォロワーは増えても問い合わせにはつながりにくくなります。
御社の商品やサービスを、どんな方に向けて、どんな切り口で伝えるかを決めないまま数だけ出すと、あとになって方向転換が必要になり、それまでの投稿がやり直しになることもあります。
だからこそ最初の1ヶ月は、投稿の本数よりも、何を届けるかを固める作業に時間を使います。
投稿が少なく見えるのは、手を抜いているのではなく、土台を作っている最中だからです。
土台を作らずに投稿を増やすことは可能ですが、そのぶん、あとから方向性を直す手間が大きくなります。
この期間に費用を払う意味
投稿という目に見える成果物が少ない期間にも費用が発生することに、納得しづらい方もいらっしゃると思います。
ただ、この期間にやっている作業は、そのあとの運用の質を決める部分です。
誰に向けて発信するかが曖昧なまま始めた運用と、事前に整理してから始めた運用とでは、同じ本数を投稿しても反応の出方が変わってきます。
急いで投稿数だけを増やしても、内容が定まっていなければ、あとから修正するための時間と費用が余計にかかることになります。
最初の1ヶ月は、そのあとの遠回りを減らすための期間だと考えていただくと分かりやすいと思います。
週ごとに見る、SNS運用代行の1ヶ月の作業(契約から初月まで)

ここからが、この記事の中心になる部分です。
契約から1ヶ月の間に、週ごとにどんな作業が進んでいくのかを、順番に見ていきます。
会社によって多少の前後はありますが、大きな流れはどこも近い形になります。
1週目:現状のヒアリングと素材の確認
最初の1週間は、御社の事業について聞き取りをするところから始まります。
どんな商品やサービスを扱っているか、どんなお客様に来てほしいか、これまでSNSで発信してきた内容があればその経緯も聞きます。
あわせて、すでに撮影された写真や動画があれば、その素材を確認します。
素材が十分にある場合は、それを使って早い段階から投稿を始められますが、素材が少ない場合は、撮影の計画を先に立てる必要が出てきます。
このヒアリングが浅いまま進めてしまうと、あとになって「思っていた内容と違う」というすれ違いが起きやすくなります。
そのため最初の1週間は、投稿を作ることよりも、御社のことを理解することに時間を使います。
打ち合わせの回数が多く感じられるかもしれませんが、ここでどれだけ具体的に話せるかが、そのあとの運用の精度に直結します。
2週目:リサーチと、誰に何を届けるかの整理
2週目に入ると、聞き取った内容をもとに、実際の投稿の方向性を考える作業に移ります。
同じ業種の他社がどんな発信をしているか、どんな投稿に反応が集まりやすいかといった調査を行います。
そのうえで、御社の商品やサービスを、どんな層に向けて、どんな切り口で伝えるかを整理していきます。
同じ工務店でも、価格の分かりやすさを求めている層に向けるのか、家づくりへのこだわりに共感する層に向けるのかで、発信する内容はまったく変わってきます。
弊社が群馬県の工務店さまを担当したときも、投稿を作り始める前に、どんな考え方で家づくりをしているかを言葉にする作業に時間をかけました。
このときの投稿設計の進め方は、工務店のSNS集客の記事で具体的に紹介しています。
この整理には数日かかることが多く、投稿という成果物が出てこない期間ではありますが、運用の方向性を決める重要な工程です。
3週目:アカウントの設計と投稿の型づくり
方向性が固まったら、それを実際の投稿の形に落とし込んでいきます。
アカウントのプロフィール文や、投稿の見た目のトーン、使う色味や文字の入れ方など、統一感を持たせるためのルールを決めます。
あわせて、投稿の型もこの段階で作ります。
「お客様の声を紹介する投稿」「施工の様子を見せる投稿」「よくある質問に答える投稿」
のように、いくつかのパターンを用意しておくと、そのあとの運用がスムーズになります。
型がないまま毎回ゼロから内容を考えると、担当者の負担が大きくなり、続けるうちに投稿の質にばらつきが出てきます。
この週で作った型に沿って、実際に数本の投稿の下書きを作り、御社に確認していただく流れになることが多いです。
ここで御社から「この表現は自社らしくない」といったフィードバックをいただくことで、そのあとの投稿の精度が上がっていきます。
4週目:初回投稿とすり合わせ
4週目に入ると、実際の投稿を始めます。
これまでの3週間で決めた方向性と型に沿って投稿し、その反応を確認します。
投稿を始めてすぐに大きな反応が出ることは多くありません。
むしろこの段階で大事なのは、決めた内容が御社の実際の商売の感覚とずれていないかを確認することです。
投稿を見た御社から「実際のお客様の反応とは少し違う」といった声があれば、その時点で修正します。
契約から1ヶ月が終わるころには投稿の型が固まり、ここから先は撮影・制作・投稿のサイクルを回していく段階に入ります。
つまり最初の1ヶ月は、投稿を積み重ねていくための準備期間であり、1ヶ月を過ぎたあたりから、ようやく本数が増えていく実感が出てくることになります。
もちろん、ここは会社の規模やヒアリングによって若干前後する場合があるのでご了承ください。
SNS運用代行に依頼した場合に、1ヶ月でよくあるすれ違い

最初の1ヶ月がどういう期間かを理解していても、実際に契約してみると気になる点が出てくると思います。
ここでは、この期間によく起きるすれ違いと、その確認の仕方をお伝えします。
「投稿が少ない」と感じたときに確認すること
契約から2週間ほど経っても投稿が始まらないと、不安になるのは自然なことです。
まず確認したいのは、今どの作業をしている段階なのかということです。
ヒアリングやリサーチに時間がかかっているのであれば、それは土台を作っている最中だと考えられますが、理由の説明がないまま時間だけが過ぎている場合は、進捗を確認したほうがよいと思います。
そうなると、お客様の側は「投稿してくれると思っていたのに何もしてくれない」と感じ、代行会社の側は「準備をしているつもりだった」とすれ違ったまま時間が過ぎてしまいます。
契約前に、最初の1ヶ月の進め方を説明してもらえるかどうかは、その代行会社が丁寧に仕事を進める会社かどうかを判断する材料にもなります。
発信したい内容を伝えるほど、精度は上がる
最初の1ヶ月の質は、御社からどれだけ具体的な情報を伝えられるかにも左右されます。
聞かれたことにその場で答えるだけでなく、こちらから伝えたいことをまとめておくと、ヒアリングの精度が上がります。
これまでのお客様からよく聞かれる質問、他社と比べたときの強み、逆に苦手にしているお客様の層など、御社の中では当たり前になっている情報が、実は運用の方向性を決めるうえで重要な材料になります。
こうした情報は、聞かれて初めて思い出すことも多く、代行会社側からの質問の質によっても引き出せる情報が変わってきます。
最初の打ち合わせで、質問の内容が具体的で、御社の商売の中身に踏み込んでくる代行会社であれば、そのあとの運用も御社の実情に合ったものになりやすいと考えられます。
逆に、テンプレートのような質問しかされない場合は、そのあとの投稿も一般的な内容にとどまりやすくなります。
最初の1ヶ月の進め方はSNS運用代行の契約前に確認する

ここまでの内容を踏まえて、契約前に確認しておくとよい点を整理します。
初月の作業範囲を見積もり時に確認
見積もりを受け取った際は、初月にどこまでの作業が含まれているのかを確認してください。
ヒアリングやリサーチ、アカウント設計までを初月の作業として明記している代行会社もあれば、契約後に相談しながら決めていく代行会社もあります。
どちらが良い悪いということではありませんが、進め方を事前に知っておくことで、投稿が少ない期間があっても不安になりにくくなります。
費用の内訳がどう決まるかについては、SNS運用代行の費用相場の記事で、設計・撮影・制作・投稿・分析の作業ごとに整理していますので、あわせて確認していただくと、見積もりの中身がより判断しやすくなると思います。
内製化を考えている場合の関わり方
将来的には社内でSNS運用を担当したいと考えている場合、最初の1ヶ月の進め方はとくに重要になります。
この期間に代行会社がどんな考え方で方向性を決めているかを、社内の担当者も一緒に聞いておくと、あとの引き継ぎがしやすくなります。
打ち合わせに同席するだけでなく、リサーチの視点や、投稿の型を作った理由まで共有してもらえるかどうかを、契約前に相談してみてください。
任せきりにしてしまうと、運用のノウハウが社内に残りにくくなりますが、最初の段階から関わり方を決めておけば、外注しながら少しずつ社内に知識を蓄えていくことができます。
投稿の型づくりに使ったリサーチ内容や、ターゲットの整理について書いた資料をもらえるかどうかも、確認しておくとよいポイントです。
どこから手をつけるべきか迷う場合は、Web集客で最初に手をつける順番の記事もあわせて参考にしてください。
まとめ:SNS運用代行の最初の1ヶ月は、土台を作る期間

SNS運用代行を契約した直後の1ヶ月は、投稿を増やすための期間ではなく、投稿を正しく始めるための期間です。
1週目にヒアリングと素材の確認をし、2週目にリサーチと方向性の整理をし、3週目にアカウントの設計と投稿の型づくりをし、4週目に初回の投稿とすり合わせを行います。
この間、投稿の本数は少なく見えますが、そのあとの運用の質を決める大事な作業が進んでいます。
契約前には、初月にどこまでの作業が含まれているのかを見積もりで確認しておくと、始まってからの不安を減らせます。
弊社では、契約前のご相談で、最初の1ヶ月にどんな流れで進めるかを具体的にお伝えしています。
見積もりの中身を確認したい方も、これから相談を始める方も、まずは現状をお伺いするところから始めてみませんか?
公式ホームページ:合同会社ウェール


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